2023年10月25日
東京都、岩手県、宮城県、福島県のU-12女子サッカー選手たちを招待して、宮城県にてサッカーキャンプ(サッカーを通じた交流)を実施しました。これに合わせて翌日には、石巻市震災遺構門脇小学校等で震災伝承・体験学習を行いました。
今夏は連日の猛暑による影響もあったため、関係者と相談し、熱中症対策として冷房設備のある体育館に会場を変更のうえ、交流試合等を実施しました。
当日の様子をご紹介します。
〇サッカーキャンプ(サッカーを通じた交流)
〇震災伝承及び体験学習
会場を「女川スタジアム」から、冷房設備の整った「学校法人タイケン学園日本ウェルネス宮城高等学校(体育館)」へ変更し、サッカーキャンプ(サッカーを通じた交流)を開催しました。東京都、岩手県、宮城県及び福島県のU-12女子サッカー選手が参加し、午前は「4都県対抗の交流試合」、午後は「マイナビ仙台レディースの選手・スタッフによるサッカークリニック」「4都県混合チームの交流試合」を行いました。
開会式の様子
マイナビ仙台レディースの選手と一緒に集合写真
4都県対抗の交流試合
天然芝のグラウンドから狭い体育館への会場変更、8対8から4対4ミニゲームへの変更があり、物足りなさを感じるのではないかという不安もありましたが、選手たちはこのような状況でも、真剣なプレーを見せてくれました。選手たちが一生懸命に取り組む姿は非常に印象的でした。
交流試合の様子
交流試合の様子
サッカークリニック
午後は、マイナビ仙台レディースのコーチを講師に、同チームの選手6名も参加し、各都県の選手たちが混合で6グループに分かれてのサッカークリニックを行いました。コミュニケーションを取り、協力しながら取り組むメニューを中心に進み、最初は戸惑いながらも、すぐに知らない選手同士で声を掛け合いながら、楽しそうに取り組んでいました。最後は、マイナビ仙台レディースの選手と子供たちとのミニゲームを通じて、プレーにおける連携の重要性を確認しました。
サッカークリニックの様子
ミニゲームの様子
4都県混合チームの交流試合
いつもと違う選手とのチームでも、サッカークリニックを通じてコミュニケーションも深まり、声を掛け合いながら、協力してプレーしていました。
4都県混合チームの交流試合の様子
4都県混合チームの交流試合の様子
2日目は、石巻市震災遺構門脇小学校、みやぎ東日本大震災津波伝承館等にて、震災伝承・体験学習を行いました。
石巻市震災遺構門脇小学校
石巻市震災遺構門脇小学校は、東日本大震災で被災した校舎の一部が保存されており、大津波や津波火災など震災の事象と教訓を伝える施設となっています。選手たちは、津波火災の痕跡を見学し、ガイドの説明を真剣に聞いていました。選手からは、「自分が生まれる前にどんなことがあったかを知れた」という声がありました。
震災遺構門脇小学校(外観)
震災遺構門脇小学校見学の様子
みやぎ東日本大震災津波伝承館・MEET門脇
MEET門脇(伝承交流施設)や、みやぎ東日本大震災津波伝承館では、当時小学生~高校生だった被災者の被災体験漫画動画や、避難行動を再現したシアター等を見学し、当時の震災体験や避難の大切さを学ぶことができました。選手からは、「震災の怖さ・大変さを知ることができた」、「地震が起きた際の行動の仕方を知ることができた」などの声がありました。
MEET門脇見学の様子
みやぎ東日本大震災津波伝承館見学の様子
みやぎ東日本大震災津波伝承館(外観)
「がんばろう!石巻」の看板見学の様子
スポーツを通じた被災地交流事業実行委員会事務局
東京都 生活文化スポーツ局
スポーツ総合推進部 スポーツ課 スポーツ交流担当
電話 03-5320-7714