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東京アスリート認定選手・インタビュー 内島萌夏選手(小平市・立川市) テニス(2018/12/25)

内島萌夏選手の写真1
~プロフィール~
  • うちじま・もゆか 2001年8月11日生まれ。
    一ツ葉高等学校所属
  • 2017年 WTA東レパンパシフィックオープン出場
  • 2017年 ITFジュニア広州優勝
  • 2017年 全日本ジュニア(18歳以下女子)優勝
  • 2018年 全米オープンジュニア3回戦進出
  • 2018年 全仏オープンジュニア2回戦進出
  • 2018年 全豪オープンジュニア2回戦進出
  • 2018年カンガルーカップ 準優勝
  • 2018年 三菱全日本テニス選手権ダブルス 優勝
  • 2018年 アジア競技大会 ダブルス ベスト8
  • 2018年全米オープンジュニア ダブルスベスト4
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 近年日本人の活躍が注目されているテニス界において、2016年中学生テニス選手権優勝を機に頭角を現し、活躍の場を海外へと広げている内島萌夏選手。17歳にして世界を舞台に闘う思いや意気込みなどをうかがいました。


「東京2020大会もグランドスラムも、
自分のプレーを貫く」

〜東京アスリートに認定されましたね。〜

 選んでいただいたことに驚きましたし、ありがたい気持ちでいっぱいです。東京2020に出てメダルを獲って、恩返ししたいと思います。それにオリンピックで終わりではなく、テニスはグランドスラムという4大大会があります。大坂なおみ選手のように、世界で活躍できる選手になりたいと思うので、これからも応援をよろしくお願いします!

内島萌夏選手の写真2


〜東京2020大会も世界の舞台の一つですね。〜

 東京開催が決まったときは、「出たい!絶対に出る」と思いました。ちょうど海外遠征などを始めた頃で、ほかの国の選手たちもみんな目標にしていました。日本、しかも東京で開催されるなんて感動ですよ。だから、出場は大きな目標です。それも単複(シングルス/ダブルス)両方で出場したいです。出場権利は世界ランキング60位以内に入らなければなりません。2019年の6月からの1年間の結果で決まります。だから、来年は勝負の年です。


〜テニスを始めたきっかけを教えてください。〜

 9歳の頃、家族で近所にあるテニスコートに行って、やってみたら面白くてすぐに夢中になりました。それまで水泳やバスケットボールに挑戦しましたが、それほど楽しいとは思わず、すぐに疲れて飽きてしまい、続きませんでした。でも、テニスの場合は、疲れたけれど、何かが違いましたね。


〜本格的に始めてからはどうでしたか?〜

 いざスクールに入って始めてみるとハードでしたね。平日は、3時間の練習を週4日、土日は午前中ずっとやりました。はじめの1時間は、主に体力作りのためのトレーニングでした。10秒ダッシュを繰り返すインターバル走や体幹トレーニングなどです。そのメニューをこなしてから、やっとボールを打てるのです。トレーニングは苦手というか、嫌いでした(笑)。早くラリーをやりたいのですが、まずトレーニングをしてからでないとボールを触れませんでした。


〜テニスを続けている原動力はなんでしょう。〜

 初めて大きな達成感を感じたのが、全国小学生大会でベスト4に入った時です。東京大会で6位、関東大会で15位、それなのに全国では4位(笑)。何が何だかわからないまま臨んで、気づいたらベスト4に上がっていました。全国から集まった強豪選手たちと対戦し、1つずつ勝ち抜いていく感覚を経験して、新しい世界を見たというか、もっともっと頑張りたいと思ったのを覚えています。テニスを通して、「さらに広い世界を見たい!」という気持ちは今も変わりません。


〜活躍の場が海外へと広がっていますね。何か変わったことはありますか。〜

 試合の規模が少しずつ大きくなり、今は国際大会にもよく出場するようになりました。世界中に友達が増えるのはとても楽しいですね。

 でも、14歳のとき、初めて海外で試合をした時は、すごく緊張したことを覚えています。チェコで開催されたワールドジュニアの世界大会では、日本人選手の中で私だけが海外での試合が初めてだったんです。ほかの選手たちはもう慣れていてリラックスモードでした。
 しかも、私は身長が170cmあって日本では大きいかもしれませんが、海外では普通のサイズなんだなとも実感しました。もちろんプレーのレベルも高かったです。大会は団体で優勝できたのですが、それはほかの選手たちのおかげ。私はただ緊張していました(笑)

 コートのタイプもさまざまで、その時はクレイコート(土のコート)だったので、ボールの弾み方や走っている感覚なども全然違って、とにかくすべてが初めてで、新鮮でした。

 今はもう「海外だから」「外国人選手だから」ということで、何か変わることはありません。ただ、少しずつですが、自分の世界が広がっていっているのを実感しています。まだ知らないこと、見たことがない世界が待っていることも楽しみで仕方ありません。

内島萌夏選手の写真3


〜競技者としての強みはどこにあると思いますか。〜

 どんな場面でも自分のテニスをやり抜こうという姿勢です。競ったときに緊張したり、焦ったりする選手は多いのですが、私は割と冷静な方だと思います。あまり感情的にならないというか、声も出さないし無表情なので、周りからは「怖い」とか言われることもあります(笑)。

 小さい頃から父親に言われていたのが「勝ち負けよりも、自分のプレーを貫く」ということ。それを頭に入れています。プレースタイルとしては、攻めるタイプですが、攻めるスタイルはミスも多くなりがちです。今後伸ばしていきたいのは、攻めながらもミスをどう減らしていくか、ですね。あとはサーブ、ボレーの向上です。得意なのはバックハンドのストレート、これは自信があります。

内島萌夏選手の写真4


〜休日や空いている時間はどのように過ごしていますか。〜

 あまり外には出ないんです。家でゴロゴロしたり。どこかに遊びに行きたいとは思うんですけれど、オフは急に決まるので、何もできず結果ゴロゴロしている感じですね。練習疲れもありますし。


〜現在高校2年生ですが、学業と競技の両立はどのように行っていますか。〜

 今は1年の3分の1以上が海外という生活です。高校は通信制なので、日本にいるときにレポートを提出したりしています。あとは1年に2回のテストがあるので、その勉強ですね。好きな科目は英語です。海外で生活するうちにできるようになりました(笑)。


〜今後の進路については?〜

 プロになりたいと思っています。来年くらいになるかもしれませんし、なれなければ大学に進学します。お金がかかるので簡単ではないですが、海外を拠点にしてやってみたいとも思います。どんな形であれ、テニスをやっていきます。将来のことは、楽しみしかありません。

内島萌夏選手の写真5

日本テニス協会

インタビュー中、時折見せるはにかんだ笑顔が印象的だった内島選手。結果を出し、世界に舞台を移しても舞い上がることなく、淡々と「自分らしいテニス」を貫こうとする姿勢が伝わってきました。これからの自分が楽しみと語るように、今後どのような活躍をみせてくれるのか、私たちも楽しみにしています。

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